2013.12.28 高畑勲監督『かぐや姫の物語』を見て、泣いてきました お出かけ 無事本日から年末年始休み。とろあ( @tohroa )です。 連休一日目の今日は、会社の福利厚生を利用して入手した映画割引チケットで、なにか映画を観に行くことにしました。 年内に使用しないとタダの紙切れになってしまうので… 今回は「絶対観たい!」…という訳でもなかったのですが、気になっていたジブリ最新作。高畑勲監督の『かぐや姫の物語』を鑑賞することに。 マンガのようなアニメーションが独特で良かった 『かぐや姫の物語』の特徴は、CMでご覧になった方も多いかと思うけど、マンガのようなタッチの画。 はっきりとした画が多い最近のアニメーションとしては珍しく、映画館に行くまでは若干違和感すら感じていましたが… いざ始まり映画を観ていると、背景との一体感。”動くマンガ”のように感じられる滑らかなアニメーション。 最初から最後まで、この手法でつくり上げるのは非常に手間がかかりそうですが、柔らかい感じがありながら、力強いタッチの画がとても心地よかったです。 物語(ちょっとネタバレ含むかも) 『かぐや姫の物語』の物語は、かぐや姫の元「竹取物語」の話そのもの。昔国語の教科書で読んだ記憶があるぐらいですが。 竹から産まれた美しい女の子。数多くの男性の心を虜にし求婚を迫られるが、実現困難な課題を出し婚約を回避。 最後には月へ帰ってしまうというお話。(簡単に書きすぎ?) 映画の内容もほとんど上に書いたような内容なのですが、「なぜ月から地上にやってきたのか?」という内容は、原作には無い部分でしょうか。 「姫の犯した罪と罰」 本作のキャッチコピーですが、この部分を知りたいという方は是非映画館に足を運んでみてはいかがでしょう。 まとめ 映画館に入るまで考えてもいなかったのですが、お子さん連れの観客が多かったのが意外でした。 「かぐや姫」というタイトルを考えると、子供を連れて観に行ってみようと思うのが普通かな?とも思いましたが。 ぼくとしてはCMを観ている段階で、ちょっと内容が難しそうだと感じていたので、子供が多かったのは予想外でした。 映画を見終えた後でも、子供にはちょっと難しいんじゃないかな?という印象です。 全体的にちょっと暗い印象ですし、映画独自の内容…「姫の犯した罪と罰」に特別意識しないのであれば、「かぐや姫」の絵本などを読んであげた方が分かりやすいのではないかと。 2時間半ほどの上映時間で、映画が終わると「やっと終わった〜」という退屈そうな子供の声が聞こえた時。 すっかり映画に感情移入して、ラストシーンで涙を流していたぼくは、ちょっと笑ってしまいましたXD