2014.03.21 サラリーマンだけが知らない 好きなことだけして食っていくための29の方法 | 立花岳志 読書記録 書評 立花岳志さんの新刊「サラリーマンだけが知らない 好きなことだけして食っていくための29の方法」を読み終えたので、読書記録です。 「サラリーマンを辞めた方がいいのかな?」と思ってしまうようなタイトルですが、そうでは無く、サラリーマンにしてもフリーランスにしても、大切にしなければならないことがこの一冊に詰まっていました。 本の概要 上でも書いたように、この本はサラリーマンを辞めてプロブロガーになられた立花さんと同じようにフリーランスになることを勧める本ではありません。 サラリーマンでも、フリーランスでも、「自分が望む生き方」をするための方法を示してくれる内容になっていました。 理想的な生き方への準備 第1章 ワークスタイルに自由を与えるでは、いま現在の仕事に対する取り組み方と、今後の自分の人生を見据えること、そして、未来に向けた準備の大切さが書かれています。 嫌なことから逃げ出したり、無計画な行動は失敗に繋がる、とも。 将来を想像して「やるぞ!」と決心しただけでは、出来るつもりになっても、実際には何も出来ていません。 大きな行動を起こしたいのならば、そのための前準備をしっかりと行い、「いまなら大丈夫」という確信を持って、初めて行動ができるということです。 自分のリズムで生きる 第2章 他人に人生を支配されないでは、周囲との関わり方や、自分の行動に対する考え方について書かれていました。 周りに合わせて行動することを完全否定する訳ではありませんが、全ての行動は自分で選んで決めていることを自覚しなければなりません。 仕事終わりに同僚と飲み会に行くのも自分の選択、自分の行動を家族に止められて、辞めるのも最終的には自分で決めていることだと、立花さんは書かれています。 自分で自分のやりたいようにやるというのは、時には周囲の反対もあるかも知れませんが、よく話し合うなどして自分のやりたいことができるように環境作りをすることが大事ということです。 自分のやりたいことをやるための方法 第3章 好きなことを思いっ切りやるでは、好きなことを仕事にする方法として、幾つかの手法がまとめられています。 コンフォートゾーンや習慣化、パートナーシップなど、立花さんのセミナーに参加したことのある人は、何度か聞いたことのある内容も。 特に吉越浩一郎さんと偶然道端で出会ったエピソードは、ぼく自身何度か見たり、聞いたりしていました。 ただ、「またこの話か」と思うのでは無く、運命を変えるような偶然って、滅多に訪れないんだなと考えることもできます。 …かと思いきや、今回本の中に出てくるシンクロニシティということを説明されている節では、読んでいてちょっと笑ってしまうくらい、偶然の連鎖について書かれています。 「この人に会いたい…と思ったら、意外なところで繋がった!」 「今度はあの人にも会いたい…今度のパーティーでお会い出来そうだ!」 というような内容なのですが、本人が会いたいと思い行動したことで実際に会えた。 これはもう偶然とかでは無く、なるべくして、良い結果が得られた。 本人の行動に従って導かれた結果なんだと思えました。 最後に 全体を通して、これからの考え方、行動、周りとの付き合い方を改めようと思える内容でした。 あと、個人的にではありますが現在の仕事に対する悩みが、幾分晴れた気がします:) ぼくから見ると立花岳志さんはとてもすごい雲の上の人のような存在なのですが、立花さん自身はご自身のことを「臆病者だった自分」と書かれています。 この本に出てくる他の方々も、長い期間準備を重ね、意を決して大きな行動に出られたという方ばかり。 最初からすごい人は居ないとはよく言いますが、その言葉を支えにコツコツと準備を進めていこうと思います。 サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法 posted with ヨメレバ 立花 岳志 大和書房 2014-03-22 Amazon 楽天ブックス