2015.05.13 100円のコーラを1000円で売る方法 | 永井孝尚 [書評] 書評 こんにちは!とろあ( @tohroa )です。 100円のコーラを1000円で売る方法という本を読みました。 大方タイトルから予想できる通りマーケティングに関する本ですが、内容は主な登場人物である宮前久美と与田誠の物語で、顧客目線の商品開発がテーマの本となっていました。 マーケティングについて物語を読みながら学べて、読みやすい本に感じましたよ:D 100円のコーラを1000円で売る方法 実は100円のコーラを1000円で売る方法というタイトルの内容は、物語の中で登場するとある1シーンの内容です。 章タイトルになっており、そのシーンが出てきた時には「遂にデタ!」なんて思いつつ… 与田誠が宮前久美に「100円のコーラを1000円で売る」その方法を解説しているところは、「なるほど、そういうことか」と納得出来る内容になっていました。 いくつかのマーケティング用語 宮前久美と与田誠の会話の中で、マーケティングに関する知識として、関連用語がいくつか出てきました。 他で聞いたことのある用語も出てきましたが、初見の用語も出てきて、どれもしっかり解説もされているので分かりやすかったです。 物語の中での課題解決方法をケーススタディとして学びながら、用語も学ぶことができるので、マーケティング業務に携わっている方、興味のある方にオススメです! カスタマー・マイオピアの確認 100円のコーラを1000円で売る方法の中で出てくる重要なキーワードとして、カスタマー・マイオピアという言葉があります。 カスタマーは「お客さん」、マイオピアは「近視眼」と訳され、目の前の顧客の言うことだけを鵜呑みにして対応しようとするような考え…ということなのですが、この書き方でうまく伝わるかな? 詳しくは物語の話の流れを含めて、書籍で確認頂くと分かりやすいかと思います。 普段、自身の業務でカスタマー・マイオピアに陥っている箇所はないか?と考えるキッカケにもなりました。 本のあとがきでも「カスタマー・マイオピアからの脱却」という内容でまとめられており、著者がこの本を通じて特に伝えたかったことなのではないかと感じられます。 100円のコーラを1000円で売る方法―マーケティングがわかる10の物語 posted with ヨメレバ 永井 孝尚 KADOKAWA 2014-04 Amazon Kindle 楽天ブックス コミック版、続編も読んでみよう! 100円のコーラを1000円で売る方法はコミック版も発売されているようです。活字が苦手という方は、コミック版が読みやすいのではないかと思います。 100円のコーラを1000円で売る方法 コミック版 posted with ヨメレバ 永井 孝尚,阿部 花次郎 KADOKAWA 2014-05 Amazon Kindle 楽天ブックス コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法〈2〉 posted with ヨメレバ 永井 孝尚,阿部 花次郎 KADOKAWA 2014-05 Amazon Kindle 楽天ブックス コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法3 posted with ヨメレバ 阿部花次郎 KADOKAWA/中経出版 2014-07-29 Amazon Kindle 楽天ブックス また、続編?として、「100円のコーラを1000円で売る方法2」と、すでに「100円のコーラを1000円で売る方法3」まで発売されている様子。 1作目の物語の最後、続きがありそうな終わり方だったので、ぜひぼくも読んでみようと思います! 100円のコーラを1000円で売る方法〈2〉 posted with ヨメレバ 永井 孝尚 KADOKAWA 2014-04 Amazon Kindle 楽天ブックス 100円のコーラを1000円で売る方法〈3〉 posted with ヨメレバ 永井 孝尚 KADOKAWA 2014-04 Amazon Kindle 楽天ブックス