2013.08.31 夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神 | 水野敬也 書評 皆様こんにちは。とろあ( @tohroa )です。 先日、ガネーシャ様から教えをこうたばかりですが、また別の場所にガネーシャ様が降臨されているという噂を聞き、早速確認してきました。 前作「夢をかなえるゾウ」の続編、「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神」のブックレビューです。前作とはどう違うのか?どんな新しい教えが出てくるのかなどを気にしながら読んでみましたよ:) 主人公は、売れないお笑い芸人 前作の主人公はサラリーマンでしたが、「夢をかなえるゾウ2」の主人公はお笑い芸人です。但し、脱サラしてしばらく華の咲いていない”売れないお笑い芸人”ですが。 今作でもガネーシャの指示に従い、主人公は行動・考えを改め、いわゆる「成功者」に成長していくお話なのですが、主人公の立場の違いが読者の違いにも影響します。 前作はサラリーマン。「ある組織で、毎日業務をこなしながらも、自分自身の”やりたいこと”と結びつかない人。安定した生活の中で、夢に向けて進むには勇気と行動が足りない人」に向けた教えでした。 そして今作は売れないお笑い芸人。「自分の本当にやりたいことのために奮闘し続けているものの、うまくいかない人。勇気を出して飛び出したのはいいものの、実際には日々の生活も厳しく不安もかかえた人」に向けた教えです。 僕自身の立場を当てはめるのならば前者ですが、会社を飛び出したりした時には、即後者になります。少しシチュエーションは違いますが、自己都合でも、会社都合でも後者になり得る可能性はあるので、読んでおいて損な情報は無いと思います。 新たな登場人物 「夢をかなえるゾウ2」には新たな登場人物…正確には神様になるのですが…貧乏神が登場します。 最初は「貧乏神なんか出てきたら、成功者になり得ないんじゃないか?」などと思っていたのですが、今作ではガネーシャだけでは無く、貧乏神からも教えが与えられます。 ガネーシャが「成功するための行動」を示してくれるのに対し、貧乏神は貧乏神が好むこと、要は「貧乏から脱却出来ない人の行動」を示してくれます。 ガネーシャの教えが「こうすれば成功に近づくことができる」というポジティブなものに対し、貧乏神は「こんなことをしていると成功出来ない」といったようなネガティブなものとなりますね。 前作と構成の違い 「夢をかなえるゾウ2」は前作とは少し違った構成になっています。 前作では、1節1節に夢をかなえるための行動が示されていて、一つ一つこなしながら読むことができる…手順書のような構成でした。 しかし今作では、ただ読んでいるだけだと限り物語のような構成になっており、会話の所々に教えが含まれているような形になります。 物語としても面白くて楽しめるのですが:) 読んでいるだけでガネーシャや貧乏神が”いいこと”を言っているのに気付けないのはもったいないですよね。本の末尾に教えがまとめられていますので、是非最後にしっかり確認して理解しましょう。 まとめ 前作同様、ガネーシャの教えは難しいものではありません。今回は貧乏神の教えもありますが、貧乏神の教えも複雑なものではありません。 即効性は無いかも知れませんが、ガネーシャや貧乏神の教えに従い日々の生活が出来れば、気持ち良く生活が出来ると思いますし、その先に”成功”が待っている可能性は大きく上がることは間違いなしです! 僕は「ガネーシャ様」を信じて教えを実現して行こうと思います。