2014.04.27 7つの習慣 スティーブン・R・コヴィー 私的成功 [書評](前編) 書評 先日、完訳 7つの習慣を読み終えましたが、書評にまとめるのが遅くなってしまいました。 7つの習慣の内容を、一度の書評にまとめるのは大変なので、何度かに分けて書いていこうと思います。 今回は前編。第1〜第3の習慣までの私的成功という内容でまとめられている部分から書いていきます。 私的成功とは 第1〜第3の習慣までは、私的成功という、自分自信を中心とした視点での習慣について。 第1の習慣: 主体的である 最初、第1の習慣は「主体的である」こと。 ビジョンやミッションなど、この後に色々と出てきますが、まずはどのような環境でも主体性を発揮し、力を発揮しようということ。 会社や家、地域の集会など、集まったり集団行動する場で、気が乗らない人もいるかと思います。ぼくも得意な訳ではありませんが。 そのような場でイヤイヤ時間を過ごして時間を浪費してしまうより、「自分が変えられること」に興味を持ち行動することで、何かしら得られることがあるということに注目した習慣です。 第2の習慣: 終わりを思い描くことから始める 第2の習慣は、まず「自分の葬式を思い描いてみましょう」という内容から始まります。 これは終わりを思い描くことから始めるということで、葬式には「誰が参列してくれているか」、「どんな言葉をかけてくれているか」ということを想像してみることで、それが自分が本質的に求めているものなのだと、書かれています。 そこで思い描いたことを自分のビジョンやミッションとして考え、何があってもブレない、自分の目標として定めることができるという内容になっています。 第3の習慣: 最優先事項を優先する 第3の習慣は、最優先事項を優先するという内容で、本の中では緊急度のと重要度の組み合わせで、4つの区分に分けて解説されています。 最も大事なことは、緊急では無いが重要なこと(本の中では、第Ⅱ領域と呼ばれる)に、どれだけ時間をかけるかというところ。 普段は緊急で重要なこと(第Ⅰ領域)に追われ… 落ち着いたら、緊急だけど重要では無いこと(第Ⅲ領域)や、娯楽などの緊急でも重要でも無いこと(第Ⅳ領域)に時間を使ってしまう。 第Ⅱ領域に意識的に時間を使うことは、自分のビジョンやミッションが定まっていなければ、意外と難しいことなのです。 ただしその分、第Ⅱ領域に上手に時間を使っていければ、しっかりと自分が前進していることを実感できるでしょう。 以上、ざっくりとですが… 今回は7つの習慣の、「私的成功」の部分について、まとめてみました。 自分の目標を定め、それに向かって行動することが「私的成功」を導く習慣に繋がります。 残る第4〜第7の習慣までは、次の機会にまとめていこうと思います。 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 posted with ヨメレバ スティーブン・R・コヴィー キングベアー出版 2013-08-30 Amazon 楽天ブックス