2014.05.17 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え | 岸見一郎、古賀史健 [書評](前編) 書評 嫌われる勇気自己啓発の源流「アドラー」の教えという本を読みました。 メインタイトルから、人付き合いに関する内容の本かと思いきや、内容は丸々全て「アドラー心理学」に関連する内容になります。 書評としてまとめていこうかと思ったのですが、長くなりそうなので前編・後編の2回に分けて書いていこうと思います。 「アドラー」の教えが、青年と哲人の対話形式で綴られる内容 まず本の詳しい内容の前に… この本の特徴として、自身の人生に悩む「青年」とアドラー心理学に詳しい「哲人」の対話形式で綴られていることが挙げられます。 青年が抱える様々な悩みは、読んでいると自分にも当てはまると思えることが多数あります。 青年の気持ちになって、哲人の…「アドラー」の教えに耳を傾けているような感覚で読み進めることができました。 嫌われる勇気とは、どういうことか? さて、続いては本の内容について簡単にまとめて… いきたいのですが、正直まとめきれる自身が無いくらい、この本の内容は濃い! ただ、内容は濃く深いけれども、考え方は実にシンプルです。 端折った内容になってしまうかもしれませんが、ここではぼくが特に気になった部分をピックアップしてまとめていきたいと思います。 「所有の心理学」ではなく、「使用の心理学」 サブタイトルは、嫌われる勇気 122ページ内容の引用です。 大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである 嫌われる勇気 44ページより引用 この内容は物に限らず、環境や能力にも当てはまります。 自分が人より優れた道具やスキルを所持していないとしても気にすることはありません。 自分の持っているモノ、使えるモノを最大限に活かすこと、そして、人と比較する必要など無いということが示されています。 シンプルな内容ですが、このフレーズはどこか心が軽くなるような感覚を得ることが出来ますね:) 人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである サブタイトルは、嫌われる勇気 71ページからの引用です。 すべて対人関係の悩みというフレーズだけ見ると、他の人との関わり無しに生きられないこの世界では、悩み無しには生きられないと感じてしまいそうですね。 対人関係はアドラー心理学で大きなテーマとなっていて、これ以降、本の最後まで関わってくる大事な部分となります。 アドラー心理学の面白い部分でもありますが、「アドラー」の教えを実践していく上で難しくて時間もかかる部分です。 詳しくは後編で詳細と合わせて記載していきます。 以上、中途半端ではありますが、前編は文字と時間の都合により、続きは後半にて。ではでは! 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え posted with ヨメレバ 岸見 一郎,古賀 史健 ダイヤモンド社 2013-12-13 Amazon Kindle 楽天ブックス