2012.07.29 「おおかみこどもの雨と雪」は細田守監督 最高傑作だ! お出かけ 皆様こんにちは。とろあ( @tohroa )です。 今日は時間が出来たので、観たいなーと思っていた細田守監督最新作「おおかみこどもの雨と雪」を観てきました。(若干ネタバレ含みます) おおかみこどもの雨と雪は細田守監督ファン必見! 自分でもまさかの、昨日に引き続き2日連続映画についての記事です。 今回の「おおかみこどもの雨と雪」という作品。 細田守監督の作品ということもあり、「時をかける少女」、「サマーウォーズ」を観ていたぼくとしても、なんとなく「観たいなぁ」とは思っていました。 なかなか休日など時間がとれず、実際には観にいけていませんでしたが、本日やっと時間ができました。 「昨日、別の映画観に行ってんじゃん!」と突っ込まれそうですが… 予告時点では「観たい!!」と思うほどの情熱がわいていなかったのです。 「親の強さ」を表現した映画 映画の感想として、ぼくとしては今回の作品。細田守監督の中で一番好きです! すぐに観に行ってなかったことを謝りたい。いや、謝ります。ごめんなさい!! ナレーションの声は、タイトルにもある、おおかみこどもの姉「雪」ちゃんでしたが、今回の主人公は、間違いなくおおかみこどもたちの母親「花」さんでしょう! 実在すれば、すぐに体調を悪くして倒れてしまいそうなほど、華奢な体で無理ばかりしてしまうような女性でしたが。 すごく強い心を持った、本当に強い女性でした。 その強さの源はなにより”親”として、ふたりのこどもたちを育てていくという強い意思。 映画冒頭から、旦那さんが亡くなってしまい、ふたりのこども…しかも普通とは違った”おおかみ”こどもを、一人で育てていかなければならない状況に。 そんな状況から、次々と発生する問題に立ち向かい、耐え、乗り越えていく姿がとても強く、そして、素敵に感じられました。 ぼくがいままで観た細田守監督作品の中でも、一番好きな女性となりました。ゆるぎないです。 最後の最後、おおかみこどもの「雨」と「雪」が、”おおかみ”として暮らすのか、”ひと”として暮らすのか、ここがストーリーの始めの方からのテーマのようでしたが…「雨」の選択のシーンがあって、なお、「花」さんの親としての輝きが一段と輝いていました。 「家族愛」というより、本当に「親の強さ」というものが、この「おおかみこどもの雨と雪」という作品から強く感じられました。 内容はもちろん、作品としても絵が、背景が、アニメーションがとても綺麗で素晴らしかった。 サマーウォーズの時のファンタジックな世界とは異なる、数々の”自然”が綺麗に描かれており、そんな自然の中をおおかみが走り回ったりしてる絵は、とても気持ちのいいものでした。